営業に向いてない人の特徴はこれ!克服か転職すべきか?
営業の仕事が向いていなくて辛いと思うことありませんか?
営業と言えば、大学を卒業した多く(特に文系)の人が就く職種ではありますが、新卒で初めから営業志望で就く人もいれば、元々は別の職種で会社に入ったのに営業に異動させられたという不本意なケースもあります。
男性だけではなく、近年は女性が営業の職に就くことも多くなりました。
その営業と言えば、企業の花形の仕事ではあるものの、コミュニケーション能力はもちろん行動力も含めた高い人間力が求められる仕事です。
営業が向いていない人にとってはノイローゼになるほど辛く、転職を考えようにも他に働ける職種があるのか悩みもの。
そこで今回は、
・営業に向いていない性格の特徴
・営業の不向きを克服するには
・営業を辞めて転職を考える場合
この2つについてお話しします。
営業に向いていない性格の特徴はこれ
営業に向いていない人の特徴は次の通りとなります。
空気を読めない(気が利かない)
営業をする上で、大切なのは相手から信頼を得るという事です。
しかしながら、空気が読めず気が利かない営業マンの場合、自分の話ばかりをしてしまったり、顧客が不愉快に思う言動や行動をしても気づきません。
そうなると、信頼関係が気づけないどころか、反感を買って今後の取引が取りやめになる事態になりかねません。
仕事やプライベート問わず、自分は悪いことをしたつもりがないのに、なぜか嫌がられたり怒られることが多いという人は要注意です。
記憶力が悪い
記憶力が悪い人は、
・仕事の内容をしっかりと頭に入っていないので、顧客から質問されても上手く受け答えできずに信頼を失う
・顧客からお願いされたことや顧客の嗜好等々、顧客の話した内容を覚えていないため顧客との信頼関係構築が難しい
といった、顧客との信頼関係構築が難しいため営業には不向きです。
コミュニケーション能力が低い
口数が少ないというのは特に問題ありません。そのような人でも営業の成績が良い人はいます。
ただ、そのような人は、空気を読むことに長けていたり、口数が少ないなりにも相手に人とコミュニケーションをする能力が高いため、顧客に好かれていたり、社内で協力的でサポートしてくれる人がいたりするものです。
その反面、コミュニケーション能力が低ければ、顧客との信頼関係が築けないどころか、社内でも人間関係が上手くいかず、いざという時に社会でフォローが受けられません。
プライドが高く見栄っ張り
営業をしていれば、こちらの落ち度がある時はもちろん、こちらが悪くなくても素直にあやまらないといけないケースがあります。そんなとき、プライドの高さゆえ、誠意のある謝罪をする態度ができなければ、事態は悪化するばかりです。
また、下手に出て話すことができたり、謙虚に対応できる人は、顧客からかわいがられたり、好かれることができます。しかし、プライドが高い人は、どこか距離感を感じさせ、可愛げがなく、顧客から好かれにくい存在になってしまいます。
嫌な思いをするとすぐ顔に出る
営業をしていると理不尽な状況におかされることがあります。
無茶難題をふっかけてくる顧客もいます。そんなときにイラつきや怒りといった表情が出て、相手に悟られてしまうと、火に油を注ぐ状況となり、会社自体への不信につながりかねません。
いかなる状況であっても、嫌な表情を出さずに上手く抑えられるかどうかが大切な部分です。
言われたことしかできない
営業では、急な内容の変更があったり不測の事態があったりと臨機応変に対応する問題解決能力が望まれます。
また、顧客と会話をする上でも、想定外の質問をされることも多く、その都度、相手を不愉快に思わせることのない対応ができないといけません。
さらに、成績を上げるためにも、決まった売り方だけでなく、いかに戦略的に売る方法を考えられるかという思考力も営業でのし上がっていくためには重要です。
嘘が苦手(かなりの正直者)
嘘も方便と言いますが、営業をしていると自分では気のりしないものでも売り切らないといけない場面があります。
そんなときに、躊躇せず、顔の表情に出せずに売ることができるかどうか。
嘘が苦手な場合、中々販売に踏み切ることができなかったり、本音を相手に悟られてしまいます。
人の話を聞くのが苦手
営業と言えば、「いかに上手く話すことができるのかどうか」が重要視されがちですが、実は最も大事なのは話を聞けるかどうかです。
話を聞くことで初めて、顧客が本来望むニーズを知ることができますし、また顧客の家族情報や嗜好を知ることで、その情報を活用して、今後の信頼獲得につなげることもできます。
信頼獲得のためには、相手を知ることが大切であり、そのためには話を聞くスキルが必須です。
これが出来ない人は、相手のニーズを上手くとらえられず、信頼も得られないので苦戦することになります。
打たれ弱い
営業の出来る人は、一度や2度断られたとしても何度も何度も粘り強く交渉する打たれ強さがあります。
その反面、一度、拒否されただけでへこんでしまう打たれ弱いタイプの人にとっては営業は厳しい世界です。
営業の不向きを克服するには
営業が苦手で向いていないのを克服すべきかと思う前に、一つ確認しておきたいのが、克服することで今の仕事が継続できる自信があるのかどうかです。
単に仕事に不慣れだとか、自分の性格を変えればまだなんとかやっていけそうと思うのであれば、以下のように克服を目指しましょう。
そうでないのであれば、この項目を飛ばして次の欄をお読みください。
◯成功している人を徹底的に参考する
周りの人でこの人営業が上手いなという人は1人や2人は必ずいると思います。
その人がなぜ、営業が上手いと感じたのか。そして営業で成功している人は、何をして成功しているのかを考えて徹底的に研究しましょう。
一番良いのはその人と仲良くなって、何をしているのかをさりげなくさぐったり、日頃から、その人の行動を観察して、営業ができる人ならではのポイントをチェックします。
後は、いかにそれを自分で実践できるかどうか。成功者をモデリングすることで、最初はマネのような形になってしまっていても、いずれは、自分ならではの良さが必ず出てきます。
◯自分のダメな部分を徹底的にチェック&改善
今回、営業に向いていない人の特徴を複数挙げましたが、それに当てはまるのであれば、
1.どこが具体的に営業をする上でダメな特徴なのかをリストにして書き出す
2.どうすれば改善できるのかの策を練る
という具体的な計画を定めて、いつまでに改善するのかを考え、その都度、改善できたかどうかという「計画⇒行動⇒行動の見直し⇒改善」をするようにします。
また、自分のことをよく知る人から改善すべき点の指摘等のアドバイスをもらうようにすれば、さらに効果的です。
営業職を退職して転職を考える場合
- 人とのコミュニケーションが苦手で、どう考えても、自分の性格を変えるのは無理
- 頑張ってみたけど、今の営業の仕事は続けることは困難
- そもそも生理的に営業は無理だった
このような場合は、営業の他の仕事への転職を考える方が得策と言えるでしょう。
営業外の仕事としては、経理などの事務職や幅広い専門職が存在します。
男性であれば、事務職といっても、一般事務職に就くのは狭き門であり、経理職か公務員、団体職員の事務職あたりになってきます。
男女問わず、営業以外の仕事としてスキルをつけて専門職に就くという選択肢もあります。
専門職といっても幅広いですが、プログラミングといったITスキルから、作業療法士や理学療法士等の医療職等々、様々な仕事が存在します。
もちろん、コミュニケーション力が問われる専門職も多いので、もしコミュニケーションが苦手で営業が辛いと感じている場合は、コミュニケーション力が極力問われない職人気質の専門職を狙うようにしましょう。
人と話をすることが嫌いなのでなければ、塾講師や家庭教師に転向するといった道もあります。
自分に向いているスキルを勉強しないと前に進まない
営業意外の仕事に転職しようと思うのであれば、いずれにせよ新たな職に就くための勉強は必須となります。
経理職を目指すのであれば簿記の勉強、公務員を目指すのであれば公務員試験、専門職を目指すなら国家試験等の勉強等々。
ただ、ここで気を付けないといけないのは、自分にあったスキルを選ぶということ。
細かい作業が苦手だったり、元々数字に弱いのに、単に営業ではない事務仕事だからといって経理の勉強を始めると、後々嫌になって、また転職を考えるハメになってしまいます。
自分の性格を振り返って、目指す職種が「これなら定年まで続けられそうだな」と思える内容なのかどうかをしっかりと分析することが何よりも大切です。
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